東京大学医科学研究所

東京大学医科学研究所の蓋に見られる紋章
特に紋章は見られない。

港区白金台に有る、東京大学医科学研究所の蓋の探索でかなり良質な蓋を多数見つけることができた。
蓋の紹介に入る前に簡単な沿革を見ることにより何故この蓋がここに有るのかが見えて来る。

東京大学医科学研究所概略
1892(明治25)年に福沢諭吉が資材を投じて「大日本市立衛生会附属伝染病研究所」を設立したのが始まり。
1899(明治32)年に内務省の「国立伝染病研究所」になる。
1916(大正05)年に東京帝国大学の附属研究所となる。
1967(昭和42)年に伝染病研究所を改組して医科学研究所が設置され、今日に至る。

構内で見られる蓋は伝染病研究所時代のものが数多く残っている。
撮影は全て2012-11-02である。
記事は初稿当時のままです。(最後の写真3枚を除く)

東京大学医科学研究所01。
立派な縁石の付いた電気蓋。

東京大学医科学研究所02。
中央部拡大。
時計回りに「傳染病研究所」と読む、電気の蓋。
「傳」は「伝」の旧字。

東京大学医科学研究所03。
暗渠の蓋。

東京大学医科学研究所04。
中央部拡大。

東京大学医科学研究所05。
やや小ぶりの下水蓋。

東京大学医科学研究所06。
上下右左の順番に読む。「傳研下水」となる。

東京大学医科学研究所07。
東京大学構内にある蓋と同一の物も有った。
更に、文字のない蓋も見られた。

東京大学医科学研究所08。
上下右左の順に読む。うっすらと「帝大下水」と読める。

東京大学医科学研究所09。
構内に入ると最初に目に付く暗渠の蓋。
東京大学構内にある蓋と同一。

東京大学医科学研究所10。
それぞれの文字がやや傾いている。

東京大学医科学研究所11。
右書き量水器の蓋。

東京大学医科学研究所12。

東京大学医科学研究所13。
東京大学医科学研究所正面玄関。

東京大学医科学研究所14。
正門?

東京大学医科学研究所15。
正門の標。
正門左側の標は真っ暗で見えなかったので画像処理しました。

(2012.11.19 初稿)
(2021.06.07 加筆・移設、写真3枚追加)