桐生市での探索に出かけた理由の一つに水道山記念館の存在があります。
ここには骨董蓋などが現存する貴重なところと聞いていたからです。
蓋散歩びとさんのブログで予習をして出発です。
まずは桐生駅から水道山記念館へ至る地図です。
地図で見るとそれほど距離もなく、楽勝だねと思っていたのですが…。
「水道山記念館」、そう「山」であることをすっかり失念していました。
高區量水室。
地図上の①に位置します。
後ろ側に民家があるのでしゃれた物置小屋かな? と思って写真だけ撮って通過しました。
まさか高區量水室とは気付かなかった。プレートも見えなかったしね。
坂を上り終えると平坦な場所に出ます。
この付近には多数の蓋が設置されています。
再び高區量水室。
地図上の②に位置します。
ストリートビューでは立木に阻まれて正面からは見えませんね。
入口の上に「高區量水室」のプレートが見えました。
右書きなので戦前に建てられた可能性があります。
ここから再び車道を登るのですが、これがかなりきつい。
ママチャリではまず登れないくらいです。
歩きでもかなり辛く、日頃の運動不足を痛感します。
坂を登り切ると水道山記念館です。
かつての配水場事務所が文化庁指定の登録有形文化財「水道山記念館」になっています。
見た目は立派な建物ですが、資料の展示してあるスペースは僅かに1坪程度。
そのほかはイベントルームになっているようです。
展示物のメインは桐生市に昭和天皇がお越しになったときの新聞記事などで、肝心の水道に関する物はごく僅か。
昭和8年発行の桐生市水道小誌。
桐生市の上水道の開始は昭和7年らしいので翌年にあたります。
見られるのは表紙だけですが、桐生市の水道章がはっきり見ることが出来ました。
これがここへ来た最大の収穫かもしれません。
水道山からは元宿浄水場の給水塔が見えました。
(*注*)蓋散歩びとさんのブログにあります二枚組の蓋と古い消火栓は現存しません。
ごく最近撤去されてしまったようで、私が探索に訪れたときには工事の痕跡がまだはっきりと残っていました。
探索及び撮影:2017.01.04
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