東京水道・大型量水器

量水器の蓋の種類は多い。
本稿では右書きで短足都章付きの骨董蓋及び左書きの二枚組大型量水器の準骨董蓋にのみスポットを当てる。
それ以外の量水器の蓋に付いては「東京水道・量水器」または「東京水道・小型量水器」を参照のこと。

東京水道・大型量水器00-01。
現時点に於ける唯一の右書き大型量水器の蓋。
2011-12-11撮影(5-1220069)。

続いて準骨董蓋と呼べそうな左書きで二枚組の大型量水器の蓋に付いて記述する。
左側の鍵穴と「量」の間の菱形の数により三種類に分類が可能だ。

東京水道・大型量水器01-01。
菱形の数が8個あるのが特徴。(以下、タイプ1とする)
字体の違いが多数見られる。
字体の詳細については自著「マンホールを求めて 東京・古蓋篇」を参照のこと。

東京水道・大型量水器01-02。
タイプ1にだけ見られる特徴で通常は丸く切り取られているが、この01-02は「都章」の周囲の切り取りが四角になっている。(以下の拡大図参照)

左側:丸く切り取られているタイプ。 右側:四角く切り取られているタイプ。
四角い方の蓋はまだ1枚しか見つかっていないので、年代によるものか、製造元による違いかは不明。

東京水道・大型量水器02-01。
菱形の数が5個半。(以下、タイプ2とする)
格子線の溝の幅が広いので菱形が独立した形に見える。

東京水道・大型量水器02-02。
格子線の溝の幅は02-01に比べると狭い。

東京水道・大型量水器03-01。
菱形の数は5個。
現存確認数は僅かに1枚のみで、左書き大型量水器蓋の中では最もレア度が高い。

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(2025-08-12 初稿 「マンホールを求めて 東京・古蓋篇」を再編集)