『吉村工業』そうです、かつて丸ポストを製造していた企業です。
マンホール工場の見学の折に構内に設置されている丸ポストの撮影も行ってきました。
正面から撮る。
会社の方に取出口を開けていただきました。
折角なので斜めからも撮る。
目立つ傷は皆無の状態です。
とても半世紀以上前の物には見えません。
取出口にカメラを入れて底を撮ってみました。
玄関脇に設置されています。
製造年。
『昭35.吉村製』とあります。
ここまで読んできて、『?』と思われた方も多いと思います。
吉村工業なのに『吉村製』なのは何かおかしい。
『吉村工業製』ならガッテンが行くのに。
吉村工業製の表記も存在する。(飯能市内)
私も予てから『吉村製』と『吉村工業製』の違いが知りたいと思っていました。
同じ吉村なので関連会社か何かかな?と。
そこで会社の方にお尋ねしました。
『吉村製』と『吉村工業製』の違いについて。
その答えは、両方共に吉村工業の製品であること。
その使い分けは先方(顧客=郵政省)からの指示や製造年によるもの。
しかし、同じ地域内に設置されているポストでも『吉村製』や『吉村工業製』が存在することや同じ年に両方の存在が確認されている場合も有るのでこの説明だと矛盾してしまいます。
思うに、古い事なので良く分からないのが実情なのではないか。
ご好意で工場を見学させて戴いているので、それ以上はお聞きすることは差し控えるしかなかった。
両方共に吉村工業の製品だと確認できた成果は大きい。
なお、敬称は略させていただきました。
撮影:2015.06.24 埼玉県川口市 吉村工業敷地内
(2015.06.27 初稿)
(2019.04.27 移設)