豊橋市の一部の地域に見られる私設汚水桝の分類を試みたい。
狭い地域に密集して設置されていたことから町内会レベルで設置されたものと考えている。
今回の探索で撮影した4枚全てが異なるタイプであることが分かった。
豊橋市へは再度の探索に行くことが有るかもしれないので、その時のために記事にしておきたい。
同じ地域に一枚だけ見つかった市章付き蓋で形状とサイズからおそらくこれが私設汚水桝の原型となったと思われる蓋。
私設汚水桝01。
どれを基準としても良いのだが、この蓋が一番状態が良いのでこの蓋を基準とする。
分類と言ってもサイズと形状は全く同じなので、カギとなるのは中央の「下水」の文字の大きさと位置になる。
なお、取っ手は有ったり無かったりなので納品後の後付けと思われるため分類の対象外とする。
私設汚水桝02。
一見しただけでは違いが有るのかさえ気づかないだろう。
私設汚水桝03。
店舗の店先に設置されていた蓋でかなり摩滅が進んでいる。
私設汚水桝04。
そんなに踏まれるとは思えない場所に設置されていた蓋であるが、文字に潰れ?が見られる。
さて、分類を始めてみる。
中央部分の「下水」の部分を集めてみた。
斜めの格子線の本数はどの蓋も同一。
①の矢印の部分に注目。
「下水」を囲む〇と格子線の間に余裕がある。
②では接している。
③では〇が格子線よりも大幅に後退している。(〇が極端に小さいとも言える)
④でははっきりしないが②に近い、更に文字全体が潰れを加味しても明らかに太い。
これら以外にも、「下」の縦線の左右の長さに違いが見られるなどしている。
原版となる木版は少なくとも3版あると考えてもよさそうだ。
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#マンホール #私設汚水桝