「マンホールのふた 日本篇」にも掲載されている謎の蓋。
同書には複数の場所に存在する旨の記述が有るので探索をしてきました。
【昭和通りと永代通りの交差点の蓋】
同書には3枚存在すると書かれていますが、既に撤去されてしまったのか或は探し方が悪いのか1枚だけしか見つからなかった。
以下『』内は、移設時に加筆。
『初稿当時、この紋章について謎であった。
都章は足が6本であるが、この蓋には8本見えるからだ。
蓋に付いている紋章は製造メーカーが絶対に間違ったものを入れるはずがない、と言う思い込みが有ったためだ。
蓋の探索を始めて十数年経過したが、今までに「えっ!」と声が出そうになるような紋章の数々を見て来た経験から推測すると蓋に付加する紋章は結構いい加減なものが多い、と言うことだ。
従って、この蓋の紋章は東京市または東京都のものであると思われる。
以上の推測から東京都建設局の項に分類した。』
周辺風景。
地下鉄の日本橋駅の出入り口付近に有りました。
【日本橋2丁目12番地付近の蓋】
同書に掲載されている蓋はここの蓋ですね。
傷跡が同書の蓋と一致します。
周辺風景。
武田薬品工業のすぐ前に有りました。
【宝町歩道橋の下の蓋】
昭和通りをさらに南下すると、宝町歩道橋があります。
この歩道橋の真下に蓋は有りました。
宝町歩道橋。
歩道橋の真下に存在するが、そこは柵で囲まれていて入ることはできない。
柵越しに撮影。
踏まれていないためか、表面には錆が浮いていた。
3枚目の蓋は「マンホールのふた 日本篇」にも記載のない蓋である。
さらに南下して新橋まで進んだが、街燈の蓋は見つからなかった。
(2011.06.25 初稿)
(2021.06.17 加筆・移設)