東京水道・東京市地紋 最古蓋

昨日起きた巨大地震・津波で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。(注・東日本大震災の翌日の投稿です)
蓋に関する資料探しの一環で文京区に有る水道歴史館に出掛けてみました。
東京都水道局のHPに寄ればライブラリーには水道に関する一次資料などが豊富に有るとのことで期待していたのですが、残念ながら蓋に関する資料は手持ちの物と大差ありませんでした。
それでも歴史館の展示物は一見の価値が有りますよ。
ただ倉庫には、昔の右書きの蓋が有ると云うことでした。
一覧表に印刷された小さな写真を拝見した所、確かに右書きの様でした。
小さ過ぎて判読はできなかったけど…(笑)。
将来は展示される可能性も有るという、お話も伺いました。
その水道歴史館の建物の前には非常に古いと思われる蓋が2基(共に2枚組)設置されています。
この蓋は「マンホールのふた 日本篇」(注1)にも紹介されています。

2基ともに同じ蓋でした。
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なお、近年水道歴史館前の道路で工事が行われその際に?1組の蓋に上下の入れ違いが発生。
しかし、取り立ててがたつきは見られない。
このことから察すると、この蓋が作られた頃には今日の特殊人孔蓋の機能が既に備わっていたのかもしれない。
(2019.09.21 追記)
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なお、水道歴史館に関しては別記事でアップの予定です。
(注1)「マンホールのふた」林丈二氏著 サイエンスティスト社刊
撮影:2011.03.11 東京都文京区本郷
(初稿 2011.03.12)
(追記 2019.09.21)