先輩探索者から東京都下水道局の雑司ヶ谷庁舎に古い蓋が展示されているという情報を頂き、早速訪ねてみました。
入口付近。
矢印の場所に展示されているのですが、この場所からでは分かりません。
反対側の入口に回ることにしました。
展示されている蓋の数々。
右上の白い看板は蓋の説明板。
緑色の部分にある蓋が展示蓋で、枠から外れている左の蓋は業務用の雨水蓋です。
説明板。
上半分にはここに展示されている蓋の写真と使用されていた自治体名。
なぜか大久保町の蓋が二枚ありました。
説明板。
下半分には蓋の説明。
それでは各蓋を見ていきましょう。
大久保町。
紋章も綺麗で、状態は素晴らしく良いです。
もう一枚の大久保町。
残念ながらかなり劣化していますね。
東京府蓋。
ダイヤ孔の蓋。
説明板の記述から、この蓋の製造元が判明しました。
港区に有った「明工舎」とのことです。
高田町。
高田町の町章は3タイプ有ることが知られていますが、ここのものは極細のタイプ。
先日出かけた蔵前水の館に展示されていた蓋とはタイプが異なります。
王子町。
王子町の蓋にはガス抜き穴の部分により2タイプあるようですが、ここの蓋はたくさん見られる縁取りの無いタイプです。
巣鴨町。
なぜかこの蓋だけが縁石付きです。
紋章もはっきりで状態は素晴らしく良いです。
紋章の上下はこの通りが正解のようです(説明板にその旨、記述あり)。
巣鴨町の燈孔蓋。
この蓋が撮りたくて訪れたのです。
この蓋の存在により巣鴨町の蓋は丸蓋、角蓋、燈孔蓋の3種類があることが確認されたことになります。
ネットには無い情報が満載です。
(2017.07.10 初稿)