今は無き東京府下の自治体の下水蓋が展示されている蔵前水の館を見学しました。
ここの目玉は現在稼働している下水管の中を見ることの出来る施設です。
蔵前水の館入口。
一見しただけでは下水管の中を見ることの出来る施設とはとても思えません。
階段を下る。
コンクリートが打ちっ放しの階段を地下3階まで下っていきます。
踊り場にはここがかつて蔵前国技館だった関係で「横綱」や「大関」などのくらいが掲げられています。
踊り場には力士のサインと手形が飾られています。
その数15枚。
その詳細については「蔵前水の館・力士のサインと手形」をご覧ください。
地下3階。
地下30mになります。
ここに荷物を置いて更に階段を下ります。
そこにはテラス状の見学場所が設けられており、現在の下水管の中を見ることが出来ます。
臭いはそれなりにしますが、鼻をつまむほどの悪臭はありません。
色はご覧のようにやや黄色みを帯びたなんとも表現しがたい色です。
浅草橋幹線。
この下水管の名称です。
ポンプ所の管理室にあった概要を見ると、文京区内で分岐した第二千川幹線と坂下幹線+雑司ヶ谷幹線が後楽園付近で合流して蔵前水再生センター(仮称)へ流れているようにも見える。
浅草橋幹線の大きさ。
如何に巨大な下水管か分かる。
下水管の見学を終えると、最大の?楽しみである蓋の見学です。

下水管の見学をせずに蓋だけを見ることも出来ます。
それでは展示してある蓋を見ることにしましょう。
光源は天井の蛍光灯だけなので暗いです。
従ってブレますね。
フラッシュを使うとテカりすぎてよく分からない。
非常に撮りにくい蓋です。
光源は天井の蛍光灯だけなので暗いです。
従ってブレますね。
フラッシュを使うとテカりすぎてよく分からない。
非常に撮りにくい蓋です。

この蓋だけは無彩色の蓋の方が良いなぁと思わずには居られない。

非常に状態は良いです。

普通です。

たくさん残っていた蓋が撤去されてしまった今となっては貴重な蓋ですね。

これも状態が良いですね。

新品同様です。

現物を初めて見ました。
これも新品同様ですが、紋章が斜めになっているのが惜しい。

これも現物を初めて見ました。

紋章がはっきりとは確認できないほど錆びていました。


紋章がほとんど見えません。

千住の路上にある蓋の方が状態がよいです。

これはまだ路上で良く見かけますね。


かなりの厚みがあることが分かる。

裏側に突起が付いていることが分かる(触るな!の表示が無かったので持ってみたけど、良い子は真似しないでね)。

品川町の蓋は二枚展示されていたが、どちらも状態は悪いので一枚だけ載せました。

水の館での屋内展示を見た後は、屋外展示に続きます。
撮影:2017.06.23 東京都下水道局・蔵前水の館。
(2017.07.06 初稿)
(2017.07.06 初稿)