陸自 下志津駐屯地(2回目)

昨年に引き続き今年も陸上自衛隊の下志津駐屯地へ行ってきました。
昨年撮影した写真はブログにアップした後に、HDDの故障によってバックアップする前に全て失われてしまったため再度の撮影に臨んだためです。

現地ではここに警察予備隊の蓋があることを教えて頂いた、たいのしっぽさんとばったりお会いして更なる情報を頂くことが出来ました。
それは警察予備隊の蓋は複数枚存在する、というものです。
てっきり蓋は1枚だけだと思い込んでいたので、この情報を得なかったら今回の記事は存在しなかったと思います。

警察予備隊の蓋以外は前回の記事をご覧ください。

ここからは今年の収穫です。
蓋は全てIGS(伊藤鉄工、この蓋を製造した頃は伊藤合名)製です。
警察予備隊01。
前回お届けした蓋と同じ蓋が別の場所にも設置されていました。
踏まれていない分、紋章がはっきりとしています。
警察予備隊02。
01に比べるとやや小型?の蓋。
蓋上部に「IGS」と入っている。
警察予備隊03。
蓋自体は01と同じであるが、蓋上部に右書きで「汚水桝」と入っている。
警察予備隊03を拡大。
はっきりと右書きで「汚水桝」の文字が読み取れる。

警察予備隊の創設は1950年(昭和25年)8月14日で、廃止は1952年(昭和27年)7月31日である。
僅か2年間しか存在しなかった組織なのに蓋が複数種類現存することに驚きを覚える。
右書きは戦前というイメージがあるが、この時期に右書きの蓋が製造されたことも一筆に値すると思う。
撮影:2017.04.29 陸上自衛隊・下志津駐屯地。
(2017.05.27 初稿)