東京水道・泥吐弁/室/排泥弁

「泥吐弁」、「排泥弁」呼称こそ違えど用途は同じと思われる。
用途は水道管内に溜まった泥やゴミなどを排出するための弁。
まず読みですが「泥吐弁」は「でいとべん」または「どろはきべん」と読むようです。
調べた範囲では読み方はまちまちのようです。
一部の自治体では送り仮名を付けて「泥吐き弁」としているところもあるようです。
個人的には「泥吐」を「どろはき」と訓読みして「弁=べん」だけ音読みではおかしいと思う。
全て音読みで「でいとべん」とした方がすっきりするのですが。
「排泥弁」は「はいでいべん」と読むところが多いようです。

上の写真は埼玉県朝霞市の排泥弁ですが、親切にも?「はいでい」と入っています。

さて、ここからが本題の東京都水道局の蓋です。
東京都水道局では「泥吐室」と呼称しているようです。
ただし、多摩地域では従来からある市町村の蓋の紋章を都章に入れ替えたと思われる蓋については「泥吐弁」と「排泥弁」が見られます。

東京市地紋(仮称)には角蓋が存在しますが、現代の蓋には丸蓋だけしかみつかりません。
ググってみても角蓋は全く出てこない。
他の用途の蓋には存在するのにこの用途だけはみつからないなんて不思議です。

東京都水道局 排泥弁01。
2014-03-12撮影(15-1060085)。

東京都水道局 泥吐弁01。
2014-03-12撮影(15-1060023)。

東京都水道局 泥吐弁01。
字体違いが数多く存在するが、現場では見分けがつかない程度の違いです。
2012-09-29撮影(5-1280516)。

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