飯能市・大きな下水君を求めて

蓋全体に下水構えが描かれている、ちょうど行田市に有るような蓋が飯能市にも存在していたとの情報がWikipediaに載っていました。
ただし、記事中にも「希に見掛ける」と有ったので期待は出来ません。(いつの時代の希なのかも分かりませんしね)
飯能市では古蓋の探索でJR八高線・東飯能駅から西側(西武線の飯能駅方面)の道は全て探索済みなのでこの地域にはまず存在しません。
そこで今回は東側を探索してみました。

浄化槽の蓋にも市章が付いています。もう何回も通った道なのに見逃していました。
この蓋は複数枚見掛けましたが、設置されているのは旧家だけのようでした。
たぶん浄化槽を設置するときに行政から補助金が出たのかもしれませんね。
同じような例を高崎市でも見たことが有りました。

飯能市内では初めて見た市章付きの側溝蓋。何となく細目のブタちゃんぽくておもしろい。
蓋がL型の中心に無いのは堆積物を掃き出すときにやりやすいようにかもしれません。

日本鋳鉄管製の蓋。ガス蓋ではお馴染みですが、下水蓋では余り見掛けません。
雨水用の蓋は既に撮影済みなので、次は汚水用を撮りたいですね。

トミス製の仕切弁の蓋。字体違いがたくさんあって楽しめます。
特にこの蓋の文字は踊っているような他の自治体では見たことがない代物です。

初めて見る地紋。とりあえず矢印地紋と名付けた。下水道展などでも見たことのない地紋だ。
何処のメーカーだろうか?

トミス製の制水弁の蓋。飯能市内ではこれまでに制水弁の蓋はたった一枚しか見ていないだけにこの収穫は大きい。

東側の地域には古そうな蓋は見当たらず、引き上げるため東飯能駅に向かう途中で思わぬ蓋に遭遇。

IGS製の東京市型の蓋である。受枠にもIGSと入っている。この蓋は西側では一枚も見掛けなかっただけに驚いた。

今回の探索では主目標であった大きな下水君蓋には出会えなかったが、上の制水弁やこの東京市型が存在したということは更なる探索に寄せる期待が高まったと言えると思う。