東京・調布市のデザイン蓋は市の木「サルスベリ」を描いています。
この蓋が設置される以前に市内に在住していた武者小路実篤の「かぼちゃ」を描いた蓋が存在していたことを知る人は多くありません。
噂に寄れば蓋を試作したところ、先生の絵を踏むなどとんでもないとクレームが付いてお蔵入りになったとか。
しかし、「かぼちゃ」の蓋を路上で見たとの情報が存在するのも事実です。
そしてついに 公道に設置されている蓋を発見したとの情報 をキャッチ。
三鷹市まで出かけた折に足を伸ばして調布市まで撮影しに行きました。
調布市のデザイン蓋と言えば市の花「サルスベリ(百日紅)」を描いた蓋ですね。
今回の主役はこの「かぼちゃ」の蓋です。
元ネタには詳細な場所までは記されていなかったので、事前に地図やストリートビューで確認しておきました。
周辺風景、その1。
増田屋と言う蕎麦屋の地下駐車場?の入口に設置してありました。
周辺風景、その2。
反対方向からも撮影してみた。
この蓋がどのような経緯でここに設置されたのか、お店に入って聴こうと思っていたのですが休業日でした。
まさかこの日がお休みだなんて思いもしなかったです。
あっけないほど、この日の予定は終わってしまいました。
実はこの「かぼちゃ」の蓋、展示してある場所があります。
そう、武者小路実篤記念館です。
折角なので寄ってみることにしました。
そう、武者小路実篤記念館です。
折角なので寄ってみることにしました。

実篤の作品などを展示してあるのが「武者小路記念館」、そして旧宅を含む庭園が「實篤公園」として公開されています。

記念館は「実篤」、公園は「實篤」らしいのですがどうも看板の表記は統一されていないようです。


記念館の周辺には色々な蓋があって楽しめます。
もちろんこれらの蓋は現役の蓋ですが。


記念館のパンフレットの表記はどちらも「実篤」になってますけどね。

ネット上には周りの部分にも茶色で彩色されている蓋を見ることができますが、今は無彩色になっているようです。
増田屋の前の蓋と彩色は同じですね。
車庫への出入りで踏まれない分、白い部分が汚れていなくて美しい。

路上で見掛ける無彩色の蓋はカラー蓋とは凹凸が逆になっていることが多い。
だが、この蓋の凹凸はカラー蓋と同じである。
たぶん、彩色が施される前の蓋ではないかと思います。

これら展示品は記念館の中庭にあるので入館しないと目にすることは出来ない。
なお、記念館の館内や旧宅の撮影は禁止されているので注意したい。
この蓋の撮影に当たっては館員の了解を得ています。
記念館へやって来た目的はこれでほぼ完了したが、庭園や旧宅も見ておきたい。

庭園はかなり広く、大きな池や東屋などもある。

竹林まであるぞ。
この様な環境の中で創作活動に励んでいたんですね。

めがねを掛けていないとよく知られている顔とは違って見える。


ちょっと見難いが、「實篤公園」になっているのが分かる。