練馬区内にある東京都建設局設置(運営は東京都土木技術支援・人材育成センターが行っているらしい)の水準基標を探し歩きました。
今回は光が丘周辺から田柄、春日町、北町、成増方面です。
撮影は全て、2023-01-01です。
最初の目標は昨年探索して見つからなかった、谷原4丁目の練馬地番沈下観測所脇の蓋です。
前方の道のどこかに有るはずなんだけど…。
何度も行ったり来たりしたが、結局見つからなかった。
気持ちを切り替えて、次の目標へ。
ふと見ると道端に東京電力の境界石?
よく見ると石のてっぺんに丸い突起が見える。
もしかして水準点か。
でも電力会社の水準点って聞いたことが無いが。
丸い煎餅みたいな透かしブロック。
この辺りには多いのかな?
複数個所で見かけた。
工水の蓋。
光が丘に工水が引かれていたとは知らなかった。
今回は4種類の蓋(排水室、消火栓、排水栓、制水弁)を見かけたが、よく探せばもっと見つかりそうだ。
JKKのコンクリート蓋も有った。
鉄蓋も見かけたが、汚れていたのでパス。
次の水準基標は練馬小学校内にある蓋だ。
事前の調査で道路から見える位置にあることは分かっていたが、校内に向かってカメラを構えるのはもろに不審者に見えるので学校が休みの時にしか撮れないとこの日を選んだ。
フェンスの隙間にカメラを入れて撮りました。
更なる目標は光が丘第四中学校内にある蓋だ。
だが、この学校は既に廃校となって、日大病院へと様変わり。
SVで見るとまさに工事中。
現地に着いてみると、もう工事は終わっていて綺麗な状態になっていました。
で、肝心な蓋はと言うと、全然見当たりません。
あるとすればこの角地あたりなはず。
周辺を探しても全くなし。
ここまで3か所回って、0勝2敗1引き分け。
もう凹みますね。
気力を振り絞って次の蓋へ進みます。
グーグルマップで示されたコースよりも近道が出来そうな路地に入っていくと、!!!!
なんと、六水剣が付いた消火栓を発見!
教科書(マンホールのふた 日本篇)によれば神戸市水道局のマークとされているものです。
近くには汎用品の制水弁や制水弇があることを考慮すると、この六水剣の付いた蓋は元々は私道に設置されていたのを区へ譲渡したものかもしれません。
複数枚確認できたので越境蓋の可能性は低いと思います。
田柄二丁目の水準基標。
まともに撮れたのはこれが最初。
文字は反時計回りで、開閉のための穴は特大で右上にある形状。
これは初めて見るタイプ。
次は北町三丁目の水準基標だ。
ここまで来ると最近の運動不足が影響したのか、足の裏に肉刺ができたみたいで痛い。
足を引きずるように歩く。
制水弇を発見。
この蓋大好きなんだよね。
山手線の内側では珍しくも無いが、外側特に練馬区の西側半分の地域では余り目にすることはない蓋です。
北町三丁目の蓋は川越街道沿いの関東マツダ練馬北町店の前にあるはずだ。
だが、無い。
何度も行ったり来たりしたが、水準基標なんて無いぞ。
これがそうなのか⁉
関東マツダの前にはこの蓋がありました。
大きさは確かに水準基標と同じくらいだが、文字も紋章もない、のっぺらぼう。
近くにはこんな蓋も。
ご存じIGS伊藤鉄工の桝蓋だ。
撮影したときには気づかなかったのだが、帰宅後に整理していて『あ!』と、声が出た。
この桝蓋の会社表記については別の記事にまとめてあるのだが、この蓋は今までには見たことのないタイプだった。
『BY』の後ろと『CO』の前にピリオド(.)が存在しない。
こちらはよく見かける『BY.ITOGOMEI.CO』のタイプ。
もうヘトヘトになったのでここらで終わりにしたいと思い、東武練馬駅へ向かう。
東京市型で練馬区章付きを発見。
複数枚並んでいた。
沿道の学校内を見ると練馬区章付きの下水道局のデザイン蓋まであった。
少し元気が出た。
更に琺瑯製の住所表示板まで発見。
この辺りは宝の山だな。
まだまだ他にもお宝があるんじゃない⁉
電車で帰ることを止めてとりあえず川越街道の旧道を成増迄歩くことにする。
時々歩道上に特殊人孔蓋が出現するだけで、大きなお宝には出会えず。
と、思っていた矢先、あったよあったよ。
眞和のマークを付けた送水口が!
このマークを付けた送水口の発見は2例目。
この日の探索はここまで。
蓋、水準点(境界石)、琺瑯看板、送水口とたくさんの収穫に恵まれた元旦探索となり、新年から幸先の良いスタートを切れた。