2023-12 千住周辺で水準基標探索

2023年最後の蓋探索で千住周辺を歩いて来ました。
主目標は水準基標探索ですがその他の蓋も色々見ることが出来、最後に相応しい街歩きとなりました。
撮影日は特記が無い限り2023-12-27です。

千住周辺で水準基標探索01。
この日最初の水準基標。373 - 荒(5)ほっともっと向側。
幸先良いスタートを切れたのだったが…。

千住周辺で水準基標探索02。
成果表の通りに道路を隔てたホットモットの向かい側にありました。

千住周辺で水準基標探索03。
3級基準点鋲。
千住は足立区なので第六建設事務所の管轄になります。
東京都の建設事務所の業務は、道路・橋梁・河川の建設及び維持管理で23区内に6つ、多摩地域に5つあります。
ちなみに第六建設事務所が管轄するのは、文京区・台東区・北区・荒川区・足立区です。
建設事務所の一覧は建設局のHPで見ることが出来ます。

千住周辺で水準基標探索04。
2カ所目の水準基標。377 - 荒(9)尾竹橋交番脇。
都章や水準基標の文字も全く判読できません。
開閉用の穴があるので辛うじて水準基標の蓋だと判断できる。

千住周辺で水準基標探索05。
成果表には交番脇とあるが、だいぶ離れています。
上の方に見える白い所が交番です。
蓋の後方には電話ボックスが有って、これ以上後ろに下がれなかった。

千住周辺で水準基標探索06。
下水道局の短足下水君。
鍵穴が上下に来ているタイプ。

千住周辺で水準基標探索07。
足立区の側溝蓋。
区章が付いている。

千住周辺で水準基標探索08。
同じく足立区の側溝蓋。
区章の位置が異なる。

千住周辺で水準基標探索09。
これも足立区の側溝蓋。
これは足立区のシンボルマーク。
足立区のHPの記述によれば従来から使われてきたものは「区の紋章」で、それとは別に有るのがシンボルマークになるそうだ。
従って同じ種類の蓋に異なるマークが付いている訳だ。

千住周辺で水準基標探索10。
東京ガスのTB蓋。
TB蓋は表面がツルツルの外蝶番蓋は良く見かけるけど、この格子線のタイプは初見。

千住周辺で水準基標探索11。
466 - 足(18)
3枚目の水準基標。466 - 足(18)個人宅前なので周辺写真は控える。

千住周辺で水準基標探索12。
この日唯一の右書き蓋。
蝶番を挟むように受枠が付いているのでタイプ2だ。
分類方法については「マンホールを求めて 東京・古蓋篇」(*1)を参照のこと。

千住周辺で水準基標探索13。
東京電力の稲妻マークが付いた蓋。

千住周辺で水準基標探索14。
長島鋳物の旧ロゴマーク付きの建設省蓋。

千住周辺で水準基標探索15。
威厳に満ちた量水器の蓋。
この蓋にはバリエーションが多く、この蓋はタイプ3に当たる。
分類方法については「マンホールを求めて 東京・古蓋篇」(*1)を参照のこと。

千住周辺で水準基標探索16。
送水口の蓋を留める鎖の付け根の部分が見当たらない。
採水口の所には有るのに。
なぜ???

千住周辺で水準基標探索17。
製造元(村上製作所)の村上社長さんからXで返信をいただいた。
曰く『送水口には、赤ポリキャップを付属していた時代のものです。 採水口は内部保護のため、銅鋳物のキャップを付けていたんだと思います。Ⓜ︎社』。
「赤いポリキャップ」の実像がイメージできなくてググってみたけど、全然ヒットしなかった。
そこで、以前に送水口博物館にお邪魔した時に撮った写真を漁ってみたら上の写真が出てきたことで納得できた。(2015-12-05撮影)

千住周辺で水準基標探索18。
この赤い蓋なら見た記憶があるぞ…。
以前に銀座で行われた送水口ウォークに参加した時に撮ってた。(2014-11-02撮影)
イメージが湧かなかったのは写真を撮って満足しただけで終わってしまったんだろうね、たぶん。

この後、465 - 足(17)千住スポーツ公園内、368 - (25)天王公園内と回ったがいずれも見つからずに心が折れたが、水準基標の蓋以外にも出会うことが出来たので良しとする。

(*1)「マンホールを求めて 東京・古蓋篇」
東京都内で見られる骨董蓋及び貴重性の高い蓋に付いて纏めた写真集的な自著。
残部はありません。