横浜市・燈孔蓋やーい

「マンホールのふた 日本篇」の横浜市のページに山下町で見つけられた燈孔蓋が掲載されています。数年前にこの記述を見て中華街へ探索しに出かけたことが有ったのですが結果は収穫ゼロでした。山下町=中華街だとばかり思い込んでいたのも事実です。地図を見ると結構広範囲なことが分かります。例えば山下公園もその一角にありますね。そこで気分も一新、再探索に出かけたのですが…。

乗った電車が当初計画していた駅に停まらないことが分かり、予定よりもかなり手前の駅で下車。探索がてら歩いて行くことにしました。

巡視船が停泊していました。船首から見ると左右均等で非常に美しい。
錨だけが塗装されていないのに気付きました。何故だろう?塗装すれば錆からもある程度は守れるのに…。
ググってみたけど、結局分かりませんでした。

これまでに見た中で最も饒舌な基準点鋲。
維持管理用基準点
横浜新港
新港地区 04

国土交通省関東地方整備局
京浜港湾事務所
と、あります。

海岸線に沿って蓋を探しつつ先に進みます。

赤レンガ倉庫までやって来ました。
クリスマス前だったのでツリーも飾られています。

横浜税関。税関というと気難しいイメージが強いけれど、ぽちょんと乗ったタワーがそれを和らげてくれています。
近くには税関博物館も有って短時間ではありましたが、館内を見学しました。

折角近くまで来たので、逓信省の蓋も見てきました。
この地紋の蓋はここで以外ではまだ見た記憶がありません。

横浜市水道局のSV蓋。SVとはたぶん仕切弁だと思うのですが。
この蓋、結構たくさん残ってはいるのですが数字が削られている物ばかりで、この様にちゃんと管径が入っているのは少数派のようです。

横浜地方裁判所の送水口。赤と青の蓋が目を引きます。

採水口の蓋をよーく見ると、鎖が邪魔をしてすぐには開けられそうもないですね。

横浜市のGLV蓋。市内で初めて見ました。

電信創業の地。よりも送水口の方に目が行ってしまう。
蓋が残っているのは僅かに一つだけ。あとは残骸がこびり付いていました。

骨董蓋ファンにはお馴染みの神奈川縣廰前に鎮座する東京都下水道局の短足下水君です。
建物はなにやら工事中の様子でした。

神奈川縣廰の銘板。ちなみに埼玉縣廰は縦書きでしたな。

逓信省の蓋としては良く見かける二連蓋。
横浜市内では初見でした。

やっと大桟橋に到着。岸壁沿いに点々と蓋が見えました。

無理やり拡大してみると、「給水栓」とあります。
外国航路に乗船できる身分になればこの蓋を真上から撮影することができるかもしれませんね。
同じような蓋の消火栓もありました。

沖を行く小船。船橋に「PILOT」とあります。水先案内人を乗せている船です。

海上保安庁の蓋。紋章も入っている。

やっと中華街まで来ました。
目を皿のようにして燈孔蓋を探してはいるのですが、まだ巡り会えません。

横浜市水道局の50粍(ミリ)蓋。
中華街にはたくさん有りましたが、どれもこれも50粍ばかりです。
帰宅後に写真を比べてみたところ、全て同じ字体でした。
が、以前大船で撮影した50粍蓋とは僅かですが字体に違いが見られました。

雨水桝と思われる蓋。油がべっとりと付着しています。
横浜市の下水章と思われる紋章が付いている蓋は相当珍しいと思います。
この蓋をツイッターに載せたところ、もう少し綺麗な蓋の存在を教えて頂けました。

中華街の外れで見つけた蓋。骨董蓋の部類に入れても良さそうな感じです。
同じタイプの100ミリ蓋を大船で迷子になったときに発見して以来の再会です。

結局、この日は燈孔蓋に出会うことは出来ませんでしたが初見の蓋を複数枚確認できたことは大きな成果でした。