横須賀市・日米親善ツアー 中篇

「日米親善ベース歴史ツアー」の二回目。
前篇ではJR横須賀駅からヴェルニー公園を経て米海軍横須賀基地前までをお届けしました。
今回はいよいよ基地内へ入ります。

ゲート付近は保安上の理由で撮影は不可。
また、基地内での撮影は基本的にOKだが、迷彩服を着た人とドック内に入っている艦船は不可との注意を聞く。

関東大震災の慰霊碑。
道路を隔てた所からの撮影ではこれが限度。
丸い部分に地震が起きた時刻が彫られているようだ。

「六剣水」が付いた空気弁。
神戸市水道局の蓋にはこの六剣水が水道局の紋章として付いているので、この蓋はてっきり神戸市からの越境蓋かと思った。
しかし、画像検索してみると六剣水と共に市章も付いている。
六剣水が二つのパターンは見当たらない。
ツイートしてみるとこの六剣水は神戸市だけで無く、他の自治体でも使用しているらしいことが同好者の方々から教えて頂けました。
結局この蓋の正体は分からず仕舞い。
このときのツアーでは撮影は出来なかったが、同じ地紋の消火栓も見たような記憶がある。

縁石が残っている旧海軍当時の消火栓の蓋。
春のお花見シーズンの一般開放で入れる場所にも同じ蓋が残っているが、縁石付きでは無いので貴重な蓋だ。

実際、基地内を歩いていると摩滅しきった蓋を見ることが出来る。
取っ手部分から察することで辛うじて消火栓だと判断できる。
今回のツアーで回る範囲でも5~6枚は残存していることが分かった。

手作り風の大型量水器の蓋。
広めの路上に設置されていたので、区画量水器かもしれない。

旧逓信省の乙型ハンドホール。
ツルツルの方はサイズが同じで同じ位置に鍵穴が有るので裏返しだと思われます。
実はこの蓋の裏返しになった物は初見でした。
これはこれで貴重な実例だと言えそうです。

1号ドライドック。
自然石を積み上げて造られています(何の石だったか説明が有ったはずなのに忘れた)。
幕末に造られたそうです。

このツアーの見所の一つ。(だと、勝手に思っています)
旧海軍の量水器の蓋。
この蓋もそうですが、真上から撮影する時間が取れないので斜めから撮ってから画像処理しています。

2号ドライドック。
1号ドライドックよりもかなり大きかったです。
ここも自然石で出来ています。

スター計画。
基地内の所々で見掛けました。
これが出来れば事故も防げるし、作業効率も上がりそうですね。
でも実際に行うとなると難しいかもしれない。

地上式消火栓。
米軍施設では良く見かけるタイプ。

でも作っているメーカーは日本企業です。

米軍基地ではならではの蓋。
NTT地紋のELECTRICなんて日本国内ではまずお目にかかれません。

こちらもELECTRIC、電気の蓋です。
こちらはお花見シーズンの一般開放地区でも見ることが出来ます。

危険庫でしょうか?
煉瓦で出来た小屋。
ひょっとして旧海軍時代の建物かな?と期待したのですが、帰宅後に調べたらこの煉瓦の積み方は「アメリカ式」と言うそうです。
従って期待は見事に外れました。

煉瓦の部分を拡大。

この後もまだまだ続きます。 後篇へ続く。