横浜市・街中を歩く

前回(横浜市・港湾部を歩く)の続きです。
今回は港湾部を離れ、探索進路を街中へ取ります。
街中に入ると至る所に横浜市のデザイン蓋が有ります。

これは古いタイプのデザイン蓋ですね。
ガス抜き穴が丸いのが特徴です。

こちらは最近のもの。
ガス抜き穴が細長いのが特徴です。
その他にも管理番号が入れられるようになっていたり、水が溜まりにくくデザインを一部改良されていたりと見所満載です。
用途欄にも違いが有って、こちらは文字がやや大きくなっていますね。

親子蓋も有りました。

写真では判別し難いのですが、90㎝クラスの大型のデザイン蓋。
今までに撮影したデザイン蓋の中では最大級です。
掃除用とあるので、ここから機材を管路の中へ出し入れするのでしょうか。

再生水仕切弁とあるのでこれも下水関連蓋でしょうか。
蓋表面の点々のうち、一つだけ大きいのがあります。
ゴミが写り込んでいるのかな?と思い拡大してみましたが、別段そうでもないみたい。

こちらは上水道用の減圧弁。
余り見掛けない蓋です。

ストレーナー?聞き慣れない用語です。
早速ウィキペディアで調べてみると、「液体から固形成分を取り除くために用いる網状の器具」だとか。早い話が「ざる」ですね。
たぶん、水道管の中を流れるゴミを除去する装置でも入っているのかもしれません。
ん? これって、都内で見掛ける「泥吐弁」と機能的には同じ?
流石は横浜、呼称もハイカラですね。

街中を歩いていると家庭用の量水器の蓋が目に入ります。
今までは、どれも皆同じだと思い込んでスルーしがちでした。
でも最近気付いたのです。
同じに見えて実は少しずつ違いが有ることを・・・。

「量水器」とある蓋が左側に有って、「YWW」が右側に有る蓋。

左側は無地の蓋、右側に「量水器」と「YWW」。

左側に「YWW」、右側に「量水器」。
これって最初の蓋が左右入れ替わっただけだと思うでしょ?!
でもそれだと「量水器」の文字の横に有る矢印の向きが合わない。
しかもこちらは「YWW」のまわりは四角い枠です。
この他にも色々ありそうで、量水器の蓋から目が離せなくなりました。

最近目にする機会が多くなってきた新しい?タイプの側溝蓋。

ん? 何だ、このポストは???

ポストの右下にこんな説明文がありました。
当初は濃紺だったんですねぇ。
今では薄汚れてしまって・・・。

横浜市章が下水章の中に入っているレアな雨水桝蓋です。
中華街の中にも油まみれになった同じ蓋が有るのは前回の記事でお届けしました。
その記事をお読みになった蓋散歩びとさんから他にも有るよ!とヒントを頂きました。
番地などはありませんでしたが、周辺付近の写真を元に探索したところ何とかたどり着きました。
いや、全く驚きです。普通ならまず入っていかないであろう場所ですよ。
現にストリートビューでは見られない場所ですからね。

「横水」とだけ入った蓋。
今回の探索でやっと2枚目の発見です。
この蓋も行くのに「しんどい」場所にありますね。
だからこそ今日まで更新されずに生き残っていたのでしょう。

「小三角點」骨董蓋。
古蓋ファンの間では有名な蓋だそうです。

「雨水放流管」。初めて見る蓋です。

JR関内駅。 横浜球場の最寄り駅です。
球団専用駅でも無いだろうに、このサービスぶりにはほとほと感心します。

駅周辺には横浜ベイスターズの額縁蓋がありました。
ネットでの情報に寄れば色違いが複数種類あるそうです。
その内の一つはスタンド周辺にあるらしいのですが、運悪く工事中で入れませんでした。

今回の街歩きはここまで。