街歩き 新逗子駅から葉山御用邸

(yahooブログ時代からの移設及び加筆記事で、初稿は2016-08-21です。)

神奈川県の葉山町は鉄道が通っていない自治体です。
最寄り駅はJR逗子駅または京急線の新逗子駅になります。
今回の街歩きはこの京急線の新逗子駅から葉山御用邸まで往復します。
往路は山寄りの道を進み復路は海沿いの道を選びました。

出発点は京急新逗子駅。
正面から見ると蒲鉾風の駅舎に心躍ります。

この日、最初に撮影した蓋。
神奈川県営水道の仕切弁。
逗子市と葉山町は共に神奈川県営水道から給水を受けています。

逗子市のデザイン蓋。
市の木「ツバキ」と波模様が描かれています。
逗子市のデザイン蓋はハンドホールも蓋の形状が全く同じなので受け枠もしっかり撮影しないと普通の蓋との分類ができなくなります。

神奈川縣の境界石。
「縣」がいい味を出していますね。

電電公社の蓋。
この蓋は反りがありました。
ただし、写真に撮ると反りの有無が分からなくなるのが辛いところです。
おそらく日本中どこにでもあると思われる蓋ですが、少なくとも8タイプに分類が可能です。

県営水道の制水弇。
取り立てて珍しい蓋ではないのですが、「弇」が付いているとどうしても撮影したくなるから不思議です。

逗子市の東京市型の蓋。
逗子市の東京市型の蓋は「汚水」蓋だけに用途が記されているようです。
この蓋は汚水用ですのでガス抜き穴が開いていません。
この蓋には裏JISと呼ばれる凹凸が逆になった蓋が存在します。

逗子市の東京市型の蓋。
これが裏JISの蓋です。
ガス抜き穴が開いているので雨水用と思われます。

県営水道の右書き消火栓。
初めて見る県営水道の右書き消火栓。
思いの外状態がよくて、ずーーーと眺めていたい気分でした。

県営水道の仕切弇。
制水弇と仕切弇の棲み分けが良く分からない。

県営水道のSV。
たぶん制水弁のことだと思う。
川崎市の上水蓋にも似た蓋があるので同じ頃に設置したのかもしれない。

第一機材の電気の角蓋。
逗子市と葉山町の境、桜山トンネル内に設置されていた蓋。
第一機材の蓋と言えば斜めの格子線の地紋が思い出されるが、こんな四角い地紋もあったんだなーと意外な思いがした。
トンネル内は非常にきれいでゴミ一つ落ちていなかった。
御用邸を控える街だけ有って民度も高いのかもしれない。

トンネルを抜けると葉山町である。
この町章が付いた蓋をぜひ見たいと思っていたのだが…。

葉山町のデザイン蓋。
湘南らしくヨットを中心に描いた蓋である。

県営水道の空気弁。
比較的良く目にする蓋である。
しかし、この記事を編集中に違いがあることに気づきました。

空気弁の文字の比較。
「弁」に躊躇な違いが見られる。
今まではみんな同じだとばかり思い込んで、この蓋を見かけてもスルーしてた。
これからは注意して見なくちゃね。

葉山町消防本部。
すごく立派な建物ですね。

葉山の御用邸。
この奥に間口の広い門があったのでここが正門かな?
すれ違ったりすると警備する警察官の方から「こんにちは」と挨拶してきます。
この一言が犯罪抑止にも繋がるし、万一の場合には協力しようと思っちゃいますよ。
ムッとしている都心の警備とは全然違いますねぇ。

下山川に架かる橋。
御用邸内の橋だろうか、威厳を感じますね。
橋脚の近くに何かの鳥が見えます。

アオサギでした。

県道に架かる橋の欄干もヨットがデザインされています。

宮内庁の境界点鋲。

御用邸の裏側の海岸からは富士山や江ノ島が見えました。
♬頭を雲の上に出し-、歌の文句ソックリです。

往路の「新逗子から葉山御用邸」はここまでとします。
復路は海沿いの道を進んで逗子市に戻ります。

撮影:2016.07.30 神奈川県逗子市&葉山町
(2016.08.21 初稿)
(2021.01.18 移設及び加筆)